椿山課長の七日間
突然死したお父さんが美女の肉体を借りて七日間だけ現世に舞い戻るお話です。
そういえば西田敏行が伊東美咲になる映画があったなあ・・・と思い出しつつ読みました。
実はあまり期待していなかったんだけど、これがまたホロリとくるイイ話。読み終わってから表紙の絵を見ると、涙が出そうになります。
反省ボタンをぽちっと押せば極楽浄土に行けます、なんて脱力系のシーンもあるけど、そのバランスがイイのかな。すごく切ないんだけどユーモアがあって、温かい気持ちになるけどやっぱり悲しい。ただのエンターテイメントではない、いろいろ考えさせられてしまうお話です。近いうちDVD借りてみようっと。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2005/09/15
- メディア: 文庫
- 購入: 35人 クリック: 827回
- この商品を含むブログ (153件) を見る